私たち夫婦の会話といえば夫が顔も見ずに命令口調で用事を言いつけて、私がどんな風に答えても返事もしないのが普通でした。
そもそも会話らしい会話なんて無かったんです。
だから離婚したいと言った時に夫がどんな反応をするのか想像もつかず本当に恐かったけれど、私と子供たちが新しい出発をするためには話し合わなければいい方向に向いて行けない、私の気持ちをきちんと伝えるんだと心に誓いました。
初めて夫に離婚のことを切り出した時、夫は一言「あほか、何言ってるねん」とけんもほろろ、想定内だったけど、夫は考えたこともなかったのかとその鈍感ぶりに呆れました
夫に話し合ってほしいと何度言っても埒があかないので、ずっと相談していた妹夫婦に来てもらって話そうとしましたが、二人に返事もしない始末です。
二人が話し合えない時は誰かに入ってもらうのも一つの方法かもしれませんが、相手の性格やプライドなども関係して難しいこともあり、結局のところ二人で話し合いが出来なければなにも進まないように思います。
夫には全く離婚する気はないようで、あげくの果てには「勝手に出て行くなら子供をおいて何も持たずにおまえ一人で出ろ」と言われました
子供を連れて出ることは私の譲れない離婚の第一条件です。
夫の言葉にやっぱりかと思うと同時に改めて絶対に子供は渡さないと強く誓いました
離婚の話になると、夫からは高圧的な乱暴な言葉しか出てこず、話下手な私は萎縮してしまって思っていることの半分も言えません。
子供が眠ってから話そうと思っても夫は私の顔も見ないでふて寝をしたり、家に帰って来なかったり、思った通り話し合いは私の独り相撲でした。
夫が向き合って話してくれていたら私達は変われたんだろうか、そもそも夫婦でいる間に二人が心から話したことなんてあったんだろうか、いろいろ考えされられました。
それでも話し合おうとする努力を十分にしてなかったら絶対後に悔いは残ると思うんです、それがもし私のように徒労に終わったとしてもです。
私に真正面から向き合って応えてくれない態度も分かったし、離婚の時に夫が何を望むかが少し見えた気もしたので私の空回りの努力も無意味でなかったと今は思います。
夫婦の問題に相手がどれくらい真剣に向き合ってくれるかを知っておくことは大切だと考えます
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