調停はいよいよ、財産分与の話し合いに入りました
離婚の際の財産分与は、結婚以来、夫婦が共に築き上げて来た財産を二人で分けるという事。
私のように、専業主婦で収入が無かった者でも、夫を支えて来た訳ですから、当然貰う権利のあるものなんです!
私はまず望んでいる事を、リストにしました。
思いつく限りを書き出し、調停委員から夫に、一つ一つ詰めていってもらったのです。
・家の現在の資産価値分からローンの残額を差し引いて、残金の半分をお金で支払ってもらう。(夫は、家は処分しないと言ってましたから)
・退職金を、離婚する時点(中途退職の金額)で会社に計算してもらって、婚姻期間の割合で半分支払ってもらう。
・貯蓄の内、定期預金の分だけ半分支払ってもらう。
・私が乗っている軽自動車を、残りのローンと保険を引き継ぐ形で譲り受ける。
・私が結婚の際に、用意した家財道具(箪笥や鏡台等)と装飾品を引き取る。
・電気製品の内、最近、生活費の中から購入した洗濯機だけを引き取る。
・二人の子供部屋にある物を、全て引き取る。
・子供二人と私の、衣類・バッグ・靴など身の回りのものを引き取る。
・将来、夫の厚生年金を、受領開始時から婚姻期間の割合で半分支払ってもらう。
これらの私の要求の内、定期預金以外の事は、夫は概ね了解してくれました。
ただ、定期預金についてだけは、そんなものは無い、の一点張り
私は、じゃあ残りのお金は一体どこに消えたの?と愕然としました
結婚当初から、夫は、生活費分だけを(ここ2年程はやっと月額20万円)私に渡して、給料の残りは自分で好きに使っていたんです。
だから、夫名義の貯蓄に関しては、私には一切分からず。
今更ながら、主婦が家計を握る事は大切と痛感しましたが・・・・
後の祭りですよね
そして、もう一点、退職金の支払い分だけは、夫が受領する時まで待てないかと、私が調停委員に説得されました。
私のような、専業主婦が離婚する時の弱みは、何と言っても経済力の無さ!
将来の生活の為に、どれだけ財産分与されるかは、死活問題ですよね
だから、話し合いに入るまでに、自分たち夫婦が築いて来た財産の全容を、出来るだけ把握しておく事は重要なことです。
例えば、家の路線価格やローンの内容、貯蓄の具体的な情報、生命保険や損害保険、学資保険等。
また、退職金のようにすぐには支払ってもらえない財産分与もあるという事を、知っておいて下さい!
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