離婚を決めてから、私が一番心が揺れたのは、子供たちのことです。
別居する時は、子供たちにきちんと説明出来ないまま、取り敢えず身の回りのものだけ整理させて、実家に身を寄せました。
調停中も、私は離婚の事をどんな風に話して、二人に分かってもらえば良いのかずっと悩んでいたのです
そんな折り、調停待合室で、裁判所が制作したビデオを見せられました。
両親の離婚を、子供側から捉えたドラマです。
ドラマの子供は小学生でしたが、両親の離婚について、子供なりに深刻に考えている事を知らされたんです。
ドラマのシーンでは、私の子供たちにも思い当たるようなことがいろいろありました。
子供に取っては、家庭は唯一の拠り所。
本来なら両親が揃って、無償で愛されている環境で、子供は安心して成長していくんですね。
だから、両親の離婚は、子供に取っては自分の安全な世界が壊れるような出来事。
”お父さんもお母さんも大切な人なのに、どうして別れてしまうんだろう。
私がよい子じゃないから?”
こんな風に、子供は自分を責める事もあるようで、胸が締め付けられるような思いがしました。
ドラマでは、ナレーションが続いて、言います。
”お父さんとお母さんは事情があって、別れて暮らすけど、あなたはどちらにとっても大切な子供。お父さんもお母さんも、これからも変わらず見守っていくよ”
両親が離婚しても、どちらも今までと変わらず子供を愛していると、伝え続けることが大事だと。
私は、自分のことで一杯一杯になっていて、子供の心の中まで考えてやる余裕が無かったんです。
長女は一回だけ、別居すると伝えた時に、泣きながら私に言いました。
”暫く離れて暮らすだけだよね、絶対離婚だけはしないで”と。
離婚が、私達夫婦に取って、仕方の無い選択だとしても、子供には何の罪も無い事。
離婚しても、お父さんはずっとあなたの大切なお父さんだよと、子供に言える大きな愛情が必要なんです。
そして、この思いを両親が共有しなければなりません。
離婚は大人の仕方の無い選択だけど、子供には、父親も母親も変わらずに愛情を注いでいける環境を作る責任があるのです。
難しいけど、子供達と向き合って、どうすればいいのか話し合っていかなければなりません。
離婚に至るまで、子供の回りで何が起こっていて、これから家族がどんな風に生活していくのか。
子供に分かる範囲で具体的に話してやることで、不安を少しでも和らげてやれるのです!
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