
離婚調停が進む中、夫は子供たちと定期的に会いたいと言ってきました。
私は、夫は子供の養育費を希望通り渡してくれるんだから、それは仕方がないんでしょうね、と、調停委員に言ったんです
私の言葉に対して、調停委員は、

”養育費云々ではなくて、面会交流は子供さんの権利と考えて下さい。
両親は他人になっても、離れて暮らす親と子の縁はずっと切れません。
DVなどの問題が無ければ、子供さんが望むように、会わせるべきです。
但し、子供さんの心も、都合もあるので、よく話し合って決めて下さい”
事情は何であれ、私が離婚を望んで、子供から父親を引き離す事に違いありません。
今まで、夫は仕事で忙しくて、子供との時間を積極的に作って来た訳では無いけれど。
子供たちにとって、夫が、かけがえの無い父親であるのは確かなことです。
更に、調停委員から次のようにも言われました。

”子供さんが成長して、進学や就職のことで、お父さんに相談したい事も出てくるかもしれません。
将来、父親の存在が必要という事も。
子供さんは、あなたに遠慮して、お父さんに会わないと言うこともあるかもしれません。
あなたが配慮して、子供さんが、本当の気持ちを素直に言えるようにして上げて下さい”
離婚を決めてから、子供たちには夫の悪口を言っているつもりはなかったけれど、私が夫を拒絶する態度はきっといろいろ出ていたと思います。
それに、私は正直、これからは夫とは関係ない人生を送りたいと思っていました。
でも、調停委員と話しているうちに、少し考え方を変えようと決心したのです。
子供は、私とは別の人格なんだ。
私を抜きにして、夫と子供の関係は、どちらもが望む通りにすることを認めようと。
そして、子供達に伝えました。
”お父さんとお母さんは離婚するけど、あなた達はいつでもお父さんに会っていいの。お父さんもそれを望んでいるのよ”と。

私と夫の約束は、月に一度、長期休暇中は夫の家に泊まる事も入れて、子供達の都合が良い時に連絡を取り合って決める、というものでした。
離婚調停中も、離婚してからも、両親それぞれが子供と真正面から向き合う必要があります。
決して、夫婦の間の一時の感情的な鬱憤を、子供に向けてはいけません。
そして、離れて暮らす、親子の面会交流は、子供の福祉の為に必要な事なのです!
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