調停が始まって、私は夫と離婚したい強い意志を調停委員に伝えました。
そして、離婚の理由に一番にあげたのは、夫の不倫です。
私は、夫が不用意に、書斎の机の引き出しに入れていた、女性との旅行先らしい写真を見つけていました。
それも、一回や二回ではない数の・・・・
今まで、夫の引き出しを無断で触る事は決して無かったので、油断してそんな物を置いていたのでしょうが。
調停委員から、写真の事を伝えられて、流石に夫は驚いたよう。
そして、夫は、”悪いと思っている、いろいろ改めるから家に戻って欲しい”と。
今更、夫婦の関係が戻ると思っている夫の気持ちが理解出来ません!
私は、もう夫が何を言っても、心は変わりませんでした。
夫が有責者であれば、離婚は出来ると、相談した弁護士からアドバイスを受けてましたから。
それから、2回あった調停の中で、夫も離婚する事にやっと同意してくれました。
次に、有責者である夫に、慰謝料を出すように調停委員に話してもらいました。
しかし、夫は、私が離婚にまで思い詰めた責任は感じているが、女性との関係はただの浮気であったし、もともと私が夫婦関係を拒んだ結果だと主張したのです。
ただ、慰謝料を全く払わないつもりではなく、財産分与に組み入れて考えたいとのことでした。
私がこれ以上慰謝料にこだわっても、調停の話し合いの中では夫が応えないなら、裁判に持ち込むしかないようです。
不倫なら、当然慰謝料と思っていたので、これからの生活の為にある程度の額を当てにしていたのですが・・・
慰謝料に関しては、調停の場合は、余程の証拠があって相手が認め、これが原因で結婚が破綻したと強く主張できないとなかなか出ないようです。
私の場合は、夫が言ったようにそれまでに夫婦関係が冷たいものになっていて、不倫は申し出るきっかけでしかなかったのも確か。
ただ、私が写真という証拠を握っていて、しかも夫がしぶしぶでも浮気と認めてくれたのは救われました。
私は、とにかく離婚だけは何としてでもしたかった。
夫が浮気を認めて、離婚を承知したこの機会を延ばしたくはなかったのです。
財産分与に加えて考えると言う,夫の言葉を信じるしかありません。
私たち夫婦の調停は、夫が不倫を認めた事で、大きく動き始めました。
夫は、私がここまで覚悟して、夫婦の事を洗いざらい話すとは思っていなかったよう。
調停で決まらなくても、審判にいったところで、自分が不利だと分かっていたと思います。
不倫の証拠を突きつける事が出来たからこそ、夫も覚悟したのです!
これで、やっと少しは安心する事が出来ました。
これから、私自身が自立出来るまでの、息子と二人の生活の目処が少しはつきましたから!
夫の不倫で、慰謝料を考えている人には次のアドバイスを。
・不倫の証拠を掴む事。肉体関係がはっきり伺えるような物。
・不倫が原因で離婚になったと言う証拠。不倫によって負った精神的苦痛を証明出来る物があれば尚強い。例えば病院に通った診断書等。
・不倫相手の情報を掴む。不倫相手に慰謝料を請求する事も出来る。
相手が認めざるを得ないような証拠を固めた上で、はっきり不倫だと認めさせることが必須です。
私が離婚を成功させた離婚調停成功の法則はこちら