親権は思いのほか早くに、私が取れる事になりました!
最初、夫は親権を主張しましたが、私の実家で落ち着いて暮らしている息子の様子を聞いて、諦めていったようです。
そして、養育費の話し合いに入りましたが・・・
養育費を決めるのに、そう時間はかかりませんでした。
夫は、私が勝手に家を飛び出して、離婚を申し立てた事を腹立たしく思っていたようですが、息子の事は心配だったんでしょうね。
夫自身は、元々舅が一代で興した事業を否応無く継がされて、舅との確執を抱えたまま今まで頑張ってきました。
自分が父親との関係を修復出来ないまま、舅が亡くなっているので、息子とどう向き合っていいのか分からないようなところがあったんだと思います。
私には、息子の監護をしっかりするようにと厳しく言ってきましたが、自分は、今はお金を出すしかないと思ったようでした。
事業でそれなりの収入があったからでしょうが、
息子が大学を卒業するまで月10万円を渡してくれると、調停委員から伝えられたんです。
私にはその額は予想以上のものでした。
ただ、養育費を沢山出してもらう事で、将来、息子が夫の事業を継がなければならないと言うような、暗黙の約束にはしないでほしいと、調停委員から念を押してもらったんです。
実は、離婚を決心した時から、姑には私から調停の事を伝えてありました。
姑とは、私が結婚した当初から、実の娘のように可愛がってもらって、良い関係できたんです。
姑は、ワンマンだった舅に文句も言わず、支えてきた苦労人でした。
私は、この姑の助けもあって、今まで夫の横暴さに耐えてこられたんですから。
その姑から、離婚がやむ得ない事であっても、いずれ私の息子がこの家を継ぐ事は考えて欲しいと懇願されていました。
これが私の泣き所!
沢山の養育費も、なんだかその約束を受け入れるようで・・・
でも、調停委員から、”養育費は息子さんの当然の権利のものですよ。この先で何を選択するかは彼が判断出来るようになってから、考えていいのでは”と、アドバイスされたんです。
私は、息子がいずれ自立して自分の意志で生きて行くという事さえ、考えられなかった、
私に取っては、まだまだ小さな坊やにしか思えてなかったんですが。
でも調停委員に言われて、将来の事は本人に任せようと、初めて思えたんです!
養育費の額は、そのまま了承して、調停は次の段階に進みました。
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