
調停が始まる前、また始まった後にも、調停の時間だけでは自分の思いが伝えきれないと感じるかと思います。
そういったときにお勧めなのが、陳述書を用意することです。
■陳述書とは
陳述書とは、自分の思っていることや、今まであったことを文章にすることになります。
陳述書を用意をしておけば、時間が限られている調停の役に立つことも多いのです。

■陳述書で流れをスムーズにする
私は、初めての離婚調停の日に陳述書を用意しました。
離婚調停で調停委員と話せる時間は限られています。
そのため、元旦那と初めて会ってから付き合い、結婚に至るまでの経緯をお話しするのに、多くの時間を割くのはもったいないと思いました。
とはいえ、長い婚約期間の割には、婚姻期間が短かった私たちでしたから、婚姻前の経緯を見逃すわけにもいきません。

しっかりと調停委員の人に、私たち夫婦の流れを理解していてほしかったのです。
そこを踏まえてから、私と息子が元旦那から受けた精神的苦痛を理解してもらわなければと思ったので、陳述書を用意しました。
少しでも、自分の主張を伝えるため、限られた時間を有効に使うためには陳述書を提出することをお勧めします。
■陳述書に記載すること
基本的に、陳述書には何を書かなければいけないということはありません。
大前提としては、自分が不利になることには一切触れず、相手を責めたてることもあまり書かないほうがいいです。
相手を攻めてばかりいる文章を書いていては、「こんなに非難ばかりする相手だから、嫌気がさしたんだな」など調停委員に思われてしまっても仕方ありません。
(1)時系列で記す
あくまでも時系列で、簡潔に出来事を記していくといいでしょう。
出来事があった時に感じたことや、詳細は、後で口頭で調停委員に伝えればいい話です。
メモ書き程度に時系列を調停委員が把握できるようにしておくと、これからの話し合いもスムーズにまとまります。
(2)要求すること
また、調停の申立書にも書くことですが、相手に要求をすることを再度記入しておいてもいいでしょう。
慰謝料や養育費、親権、面接交渉権、婚姻費用、財産分与のことなど、調停の申立書には記載しきれなかったこともあるかもしれません。
載せきれなかったことに関して、細かく加えておくとわかりやすいです。
ただし、調停の中で、そういったことも後々詳しく話していくことになります。
陳述書の中ではあくまでも箇条書き程度にして、綿密に書く必要はありません。
自分が絶対に譲れないことなど、簡単に記入するだけでいいでしょう。
(3)婚姻中の生活実態
婚姻中に、どういった生活だったのかを記しておきましょう。
家事や育児を全く手伝わなかったり、生活費を渡さないなどということがあれば、状況に応じて悪意の放棄という不法行為に当たります。
婚姻中の生活状況を見て、調停委員が判断をすることがありますから、簡単にでも記すといいですね。
私の場合には、私の実家の近くに住んでいたことや、元旦那が生活費をよこさなかったこと、休みは娯楽ばかりで家庭を顧みないでいたことなどを伝えました。

(4)夫婦の収入・出費状況
また、今までの夫婦の収入状況を書いておきましょう。

もちろん、調停の中で詳しく聞かれることですが、どちらがどれだけの稼ぎがあったのかについて書くておくといいです。
また、その収入が、どういった出費に充てられていて、どれだけのおこずかいがあったのかなど、細かいことになるので、あらかじめ書面に記しておくと確実でしょう。
(5)これからの生活プラン
場合によっては、離婚をした後に、どうしていくのか記入しておくといいですね。
子供を引き取って、ひとり親となるつもりでいる場合には、どのように子供と過ごしていくつもりなのかも書いておくといいですね。
私の場合は、別居時は実家にいましたが、離婚成立とともにアパートを借りてやっていくつもりでしたから、そういったことも調停委員にぶつけました。
また、養育費の話し合いにも響いてきますから、これからの子供の人生設計についても書いておくといいですよ。
「これまで、夫婦でどのように子供を育てていこうと話していたのか」などを記載しておくと、養育費がこれだけ必要という理由につなげやすくなります。。

私の場合には、「夫婦ともに大学卒業をしている同等の教育を受けさせたい」ということや、「小さいうちからの英語教育を計画していた」ということなどを記しておきました。
陳述書は、必ずしも持ち込む必要はありません。
本人が出席することが原則義務付けられている離婚調停ですから、詳しいことは調停の場で話すことができます。
とはいえ、調停の時間だけでは言い足りないことも出てきますし、言葉にしては伝えにくいことや、伝えづらいこともあるはずです。
そういったことを陳述書に示しておけば、取決めがスムーズに行われますし、言いそびれて後悔することもなくなるでしょう。

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