私は結婚カウンセラーをしていて、今まで様々な夫婦の相談にのって来ました。
カウンセラーを始めて13年目になりますが、お会いしたのは100組前後のご夫婦です。
最初の頃は、お話を聞き一緒に話し合っているうちに、ご自身達が問題に気付きお互いが譲り合いながらもう一度やり直すということもありましたが、最近はまず離婚ありきの相談が多くなりました。
中でも、女性は離婚すると決めると、その後ぶれる事無く前に進むように思います。
女性から申し出る離婚が多くなったのは、女性の社会進出度が高くなって経済的に自立し易くなった事と無関係とは思えません。
逆に言うと、それまでは夫婦間に大きな問題があっても、女性が経済的に自立出来ないが故に忍耐して離婚出来なかったとも言えます。
他に、夫の仕事に関する経済的な問題、DV(家庭内暴力)、不倫問題などが理由になり、離婚はまだまだ増加傾向にあるようです。
そして離婚を考える夫婦が、一番揉めるのが親権のこと。
双方にとって、相手への気持ちは冷めてしまっていても、子供は宝です。
何があっても自分の傍で育てたい、成長を見届けたいというのは、親心として当然でしょう。
子供さんがどちらの親と住むのがいいのかは、親が離婚してからどのような生活状況になるかで、夫婦が冷静に判断する必要があるのですが。
離婚はしても、親権は譲れないと主張し合って、なかなか自分たちでは結論を出せません。
親権が決められないと離婚の書類を受け付けてもらえないので、裁判所の調停に持ち込む事になります。
親権については本来なら両親が決める事ですが、何故このように難しいのか、又どのようにすれば良いのかを考えてみたいと思います。
離婚で”有利な条件”を勝ち取りたいのなら、これは必読です。