XXX 離婚と子供の気持ち

2010年05月22日

離婚と子供の気持ち

離婚で”有利な条件”を勝ち取りたいのなら、これはぴかぴか(新しい)必読です。

両親の離婚の話し合いの中、子供は大きな不安の中で過ごしています。

そして、どんな年齢の子供でもそれなりに両親の離婚を深刻に受け止めているものです。

中には、両親の離婚は自分のせいだと考えて悩む子供もいます。

離婚の話し合いや調停中は、夫婦は自分たちのことでいっぱいいっぱいになっていて子供は蚊帳の外になりがち。

離婚で生活に大きな変化も出てくる訳ですから、両親はその時々に子供の年齢に応じて説明してあげるといいでしょう。

@離婚したら、子供は誰と住む事になるのか。

A住む所は変わるのか、どこで住む事になるのか。

B学校は、また通学などはどうなるのか。

例えばこのように、この先どうなって行くのかをわかる範囲で伝える事で、子供も親の離婚を受け止める準備が少しづつ出来るでしょう。

一番避けたい事は、両親がそれぞれの悪口を子供に言う事。

夫婦は他人になっても、両親それぞれと子供の縁はずっと続く訳ですから、夫も妻も子供の気持ちを考えて感情的な言動には注意すべきでしょう。

そして、別居中も離婚後も、監護親でない親との面会交流では、夫婦それぞれが次のような点に注意しましょう。

監護親
@子供が楽しい気持ちで面会出来るように、出かける時も帰って来た時も笑顔で応対する。

A相手の動向を探ったり、何を言っていたかを根掘り葉掘り聴いたりせずに、子供が話す事だけを聴いてやる。

B子供に、大人の都合の言付けをしない(生活費の受け渡しなど)。

監護親でない親
@いい加減な約束をしない(約束した当日に仕事の都合でキャンセルするなど)。

A子供の予定を尊重する(学校の行事や、友達との約束などを軽んじるようなことをしない)。

B子供に高価なプレゼントを渡す時は、監護親と相談する。

以上のような事に夫と妻が配慮しながら、面会交流を実施する事で、子供はどちらの親からも愛されていると感じるでしょう。

離れて暮らす事になる(なった)親とも、これからも会う事が出来ると分かれば、寂しさはあっても絆を感じる事が出来るのです。

そして子供は安心して、自分に自信を持つ事に繋がるでしょう。

しかし、どのように配慮したとしても離婚は子供には辛い事ですし、夫婦の事情をすべて理解させるのは無理な事です。

だからこそせめて、夫婦は別れても子供は父親、母親それぞれとこれからも親子の関係が切れないという事を、よく説明して実感させてやってほしいのです。

離婚で”有利な条件”を勝ち取りたいのなら、これはぴかぴか(新しい)必読です。
posted by rikon at 15:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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